Pitbull

本名:アルマンド・クリスチャン・ペレス、キューバ系移民2世、マイアミ出身のパーティー・ラッパー。両親の影響で幼い頃から自身のルーツであるキューバン・カルチャーを吸収し、音楽面ではウエスト・コースト/イースト・コーストのヒップホップやマイアミ・ベースに多大な影響を受ける。マイアミのアンダーグラウンド・シーンでミックスCDなどに参加するうちに、クランク(重低音とエロティックなサウンド・プロダクションが特徴的なパーティー・ミュージック)のパイオニアと呼ばれているリル・ジョンの目にとまり、2002年リル・ジョン&ザ・イーストサイド・ボーイズのアルバム『Kings Of Crunk』にフィーチャーされ、一躍注目をうける。2003年には映画「2 Fast 2 Furious(邦題:ワイルド・スピード×2)」のサウンド・トラックにもリル・ジョンとの「Oye」が収録され、スペイン語と英語を混ぜたテンションの高いミュージック・スタイルで確実にその名を知らしめると、2004年にTVT Recordsよりデビュー・アルバム『M.I.A.M.I:Money Is A Main Issue』をリリース。同アルバムは全米チャートでトップ20入りを果たし、ゴールドを達成する。多くのレゲエ・アーティストやヒップホップ・アーティストとのフィーチャリングを、リル・ジョンと共に老舗レーベルTVTのフロント・アーティストとして“パーティー・ミュージック”を展開、その後も同レーベルから『El Mariel』『The Boatlift』と2枚のアルバムをリリースしている。しかし、2009年2月にデビュー時から所属していたTVT Recordsが破産を理由に突然の倒産。アルバム制作途中であったこともあり、すぐにインディー・レーベルへと移籍し、第一弾シングル「I Know You Want Me (Calle Ocho)」をリリースすると、これがチャートを急上昇し、自身初の全米2位を獲得!そして新たにPolo Grounds Music/RCA Music Groupとメジャー契約し、J Recordsより『Rebelution』をリリースする。ショーン・キングストンやJIVEの新人アーティスト、リヴィ・フランクなど若手アーティストのフィーチャリング仕事においても引っ張りだこの存在だ。