船村徹
1932年6月12日生まれ、栃木県塩谷郡船生村(現・塩谷町)出身の作曲家/歌手。本名は福田博郎。東洋音楽学校(現・東京音楽大学)ピアノ科在学中に歌謡曲へ転向。盟友の作詞家・高野公男と精力的に曲作りに励み、53年に作曲家デビュー。55年に春日八郎「別れの一本杉」を皮切りに、戦後初のミリオンセラーとなった村田英雄「王将」などヒットを量産。88年よりフリーとして「風雪ながれ旅」「兄弟船」「矢切の渡し」など歌謡史に輝く名曲を多数輩出。95年の紫綬褒章や2016年の文化勲章など受章歴も多数。日本作曲家協会最高顧問を長年務め、刑務所の慰問など社会福祉活動にも尽力。2017年2月16日、神奈川県藤沢市の自宅で死去。84歳没。