アロハ・フロム☆ヘル

ドイツより世界規模のニュー・スターが誕生した。ヨーロッパで絶大な影響力を持つティーン雑誌BRAVOから主宰するバンド・コンテスト"Bravo Bandnewcomer Contest"(07年開催)で優勝し、ヨーロッパを中心とした世界中のティーンが今最も注目する超大型新人=それが16歳のフロント・ガール、ヴィヴィ率いるアロハ・フロム☆ヘルである。08年秋「Don't Gimme That」でシングル・デビュー。そのビデオがYoutubeでわずか数週の間に150万ビューを軽く超えるなど現象を起こしながら、バンドの人気は急上昇。09年1月に発売になったデビュー・アルバムはドイツのナショナル・チャートで新人ながら初登場9位にランク・インした。現在は世界30カ国以上でファン・クラブが発足しているという事実からも、その勢いはドイツ本国だけに止まらないことは想像に容易い。ミュージシャンの父親の影響で小さな頃からシンガーを目指していたヴィヴィは、16歳の若さでフロント・ガールとバンド・リーダーの両方を務めバンドを引っ張っている。バンドの成り立ちも、彼女の幼なじみのフェリ(Ds.)、それにフェリの兄のモー(G)と曲作りを始め、その後音楽専門学校で出会ったアンディ(G)とマックス(Ba.)を誘ったということで、ヴィヴィの持つ"ユメをかなえるチカラ"がこのバンドを誕生させたとも言える。そんなヴィヴィが影響を受けたのはEvanescenceやParamoreといったラウド系やエモ・パンク系のロック。一方バンドメンバーはフェイヴァリットにBullet For My Valentine、Avenged SevenfoldからIron MaidenなどHR/HMバンドを中心に名前を挙げている。サウンド面では、ジャンルに垣根を作らない=新世代独特のセンスとバランスの成せる技を大いに発揮。ヴィヴィの目線で書かれる10代のリアリティがつまったリリックも、本作の大きな魅力となっている。そして遂に日本でもこの春デビューが決定!09年の最重要新人として、注目に値する存在であることは間違いない。