高橋多佳子

高橋多佳子: 桐朋学園大学音楽学部卒業後、1991年国立ワルシャワ・ショパン音楽院大学院研究科を最優秀で修了。音楽院在学中の1990年、第12回ショパン国際ピアノコンクール第5位入賞、同年ラジヴィーウ国際ピアノコンクールで日本人初の第1位、1989年ポルト市国際ピアノコンクール第2位及び現代音楽最優秀演奏賞を受賞等、数々の国際コンクールに入賞。996年、第22回日本ショパン協会賞受賞。日本とポーランドを拠点に、演奏活動はほぼ全ヨーロッパに及び、まるで《魔法のよう》と称される繊細かつ豊かな音楽的感性とテクニックは各国で驚きを持って迎えられている。世界の著名な国際音楽祭にも多数出演。2006年からはソロ活動に加え、ピアニスト宮谷理香とのピアノデュオ・ユニット「Duo Grace」を結成。ショパン・コンクール入賞者同士による実力派デュオとして高い注目を浴びている。コンサート活動を活発に行う一方で、全国の小中学生を対象としたアウトリーチ活動を通じて社会貢献にも積極的に参加しているほか、桐朋学園大学ピアノ科で後進の指導にもあたっている。