ヴラド・ペルルミュテール
1904年5月26日、リトアニア(旧ポーランド)のコヴノ生まれのピアニスト。10歳で渡仏し、21歳で仏国籍を取得。パリ音楽院でアルフレッド・コルトーに師事。ラヴェルの薫陶を受け、その作品の世界初演を多く手掛けるとともに、二度にわたってラヴェルのピアノ作品集の録音を残す。50年にローザンヌ音楽院教授、翌年にパリ音楽院教授に就任し、数多くの優れたピアニストを輩出。エリザベート、ジュネーヴをはじめとする国際コンクールの審査員を歴任するほか、66年以来たびたび来日し日本人演奏家の指導にも尽力。2002年9月4日、老衰のためパリで死去。98歳没。"ラヴェル弾き"として大きな役割を果たし、著作『ラヴェルによるラヴェル』も刊行。