伶楽舎
1985年に発足した雅楽の合奏研究を目的とした雅楽演奏グループ。名前は、古代中国の楽人の祖とされる“伶倫”にちなみ、従来の枠にとらわれない自由な活動を目指す会という意味の“伶倫楽遊舎”に由来。現行の雅楽古典曲のほか、廃絶曲の復曲や正倉院楽器の復元演奏、現代作品の演奏にも積極的に取り組み、国内外で幅広く活動を展開。武満徹『秋庭歌一具』の演奏に関しては中島健蔵音楽賞特別賞を、同時に録音したCD『秋庭歌一具』は芸術祭レコード部門優秀賞を受賞するなど評価が高い。2003年には芸術祭大賞を受賞。解説を交えた親しみやすいコンサート、小中高校生を対象としたワークショップなど教育プログラムも多数。