Bobby Hutcherson
1941年1月27日生まれ、米・ロサンゼルス出身のジャズ・ヴィブラフォン奏者。兄らの影響でジャズを学ぶ。ピアノからヴィブラフォンへ転向し、西海岸で演奏を行なった後、61年にニューヨークへ移る。64年にエリック・ドルフィーの『アウト・トゥ・ランチ』に参加し、65年に初リーダー作『ダイアローグ』、翌年には『ハプニングス』を録音。新主流派の逸材とされ、ミルト・ジャクソンの独壇場だったモダン・ヴァイブの世界に新風を吹き込んだ。晩年は肺気腫で長期間闘病を余儀なくされていたが、2016年8月15日にサンフランシスコ郊外の自宅で死去。75歳没。