イリアーヌ
ブラジル・サンパウロ生まれ。7歳でピアノを習い始める。15歳の頃には、すでにブラジル有数の音楽学校の1つでピアノとインプロヴィゼーションを教えていた。17歳の時、ブラジルでパフォーマンスを開始する。その後パリへ渡る。ジャズ・ベーシスト、エディ・ゴメスと知り合いその勧めで1981年、NYへ移住。82年、ステップス・アヘッドのメンバーになり注目される。84年、前夫ランディ・ブレッカーとの共作「アマンダ」リリース。その後、ソロ活動を始める。88年、JAZZIZ誌の批評家投票で最優秀新人に選ばれる。89年、サムシンエルス・レーベルから「風はジョビンのように」発売。話題になる。続けて「私の中の風と海と空」「サンパウロの女」などボサノバをテーマにした作品を発表し、ベストセラーを記録する。(いずれもsomethin’elseレーベル)95年、ハービー・ハンコックとのデュオ・アルバム「枯葉」(BlueNote) がグラミー賞「最優秀ジャズ・ソロ・パフォーマンス賞」にノミネートされる。97年、ダウンビート誌批評家投票で、「スリー・アメリカズ」(BlueNote) が最優秀ジャズ・アルバムにノミネート。98年、「海風とジョビンの午後」(somethin’else)が大ヒット。収録曲のはサントリーホワイトのTVCFソングにも使われた。JAZZIZ誌批評家投票で最優秀ブラジアン・アルバム賞を受賞。02年、「夢そよぐ風」(BMG)がスイングジャーナル誌ジャズディスク大賞、最優秀ヴォーカル賞受賞。07年10月、サムシンエルス復帰作「サムシング・フォー・ビル・エヴァンス」リリース。